公開日:2017-06-15 | 最終更新日:2024-10-17
「陸送業者ってどういった業者なの?」
「陸送業者に頼むメリットってあるの?」
車の輸送を検討されている方の中には、上記のような疑問を抱いている方もいることでしょう。
今回は、「陸送業者とはどういった業者なのか」「陸送業者に依頼したときと、自分で運んだ時の料金比較」について解説していきます。
陸送業者とは?【車を輸送する専門業者】
「陸送」という言葉をそもそも聞いたことがない方もいると思いますが、「陸送業者」とは「車を輸送する専門業者」のことを言います。主に陸を使って車を運ぶことになりますが、納車地によってはフェリーなどを使って運ぶこともあります。
そんな陸送業者の利用目的は以下の通りです。
- 転勤や引越しの際に車を輸送する
- 個人売買で車を輸送する
- 事故などで動かなくなった車を運ぶ
- 車検が切れた車を運ぶ
- 旅行先に車を運ぶ
- 親族に譲渡するために運ぶ
なお、引越し業者に車の輸送を依頼すると陸送業者に依頼するより料金が高くなってしまう可能性が高いです。引越し業者の専門領域は、「荷物を運ぶこと」でして、車の輸送は、提携業者に委託していることがほとんどなのです。
そのため、引越し業者に依頼すると、仲介手数料を取られ、料金が割高になってしまいます。
一方、陸送業者に依頼した場合は中継店舗に車を貯めて、大型トレーラーで一気に輸送したり往路と復路で別の車を輸送することにより最大限にコストをカットすることができるのが強みです。
そのため、利用者にも比較的低コストで利用できるような仕組みを作っているのです。
陸送業者に頼んだ場合と自分で運んだ場合の違い
宮城県~大阪府へ車を動かした場合を見てみましょう。
まずは、自分で運搬する場合、往路は車を運転し、復路は別のルートを利用して帰ってくる必要があります。
そのため、自分で運搬した場合の想定費用は以下の通りです。
飛行機代28,500円+在来線交通費3,000円+高速代19,690円+ガソリン代8,700円=59,890円
拘束時間は15時間以上になり、10時間以上も運転をしないといけない為、運転疲れによる交通事故リスクも大です。
一方で、陸送業者を利用した場合、49,000円~58,000円ほどになります。(車陸送.comでの見積もり金額。※詳細な住所によって見積もり金額が変わることもあります。)
費用面では最大10,000円以上の差額が発生する上に、長時間の運転の必要はなしです。高速をつかわなければ費用の開きは殆どなくなりますが、ガソリン代が増えて、運転時間は倍になってしまいます。
輸送する距離によっては陸送業者を利用するメリットはある
ここまで見てきましたが、長距離の輸送であれば陸送業者を利用するメリットはあると言えます。
近年では、引越し以外にも車の個人売買での輸送で陸送業者を利用する方は多いので、料金比較をし納得をいく輸送方法を見つけるのがイイですね。
まとめ
同一都道府県内で車を輸送する場合は、ご自身で輸送する方が費用は安くなることが多いです。
一方、遠方の場合は陸送業者に依頼する方がメリットが大きいです。
また、事故車や不動車などのご自身で輸送することが出来ないような車の場合は、陸送業者を使えば運ぶことができるのもメリットの1つなので、用途に合わせて利用することをおすすめします。