公開日:2019-10-25 | 最終更新日:2024-10-17
「レッカー車」、「積載車」という言葉を聞いたことがあると思いますが、どのような車なのかイメージがわかない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
事故車両や故障車両の移動だけでなく、単に個人売買で購入した車の移動、車を引越し先に移動させたい時にも使用されます。
今回は、それぞれの車両の特徴を丁寧に解説していきたいと思います。
レッカー車とは?
レッカー車とは「前輪又は後輪も持ち上げて宙づりにした状態でタイヤを転がらせながら輸送する車」です。主に事故車や駐車違反した車などタイヤがロックされている場合などの際に活躍します。
2tタイプの小型車専用のタイプから大型トラックやバスを動かす為の10t以上のものまで様々なサイズがあります。 特に小型タイプは狭い道でも進入して作業することが可能ですのでほとんどの案件に対応することが出来るといえます。
そんなレッカー車にも弱点があります。
レッカー車は宙づりで公道を走行するので低速でしか走行できないのが難点です。事故車などであれば走行中にパーツが外れてしまうといった危険性もありますので使用時には注意して輸送する必要があると言えます。
積載車とは?
一方で積載車は読んで字のごとく、「車両を積載する車」になります。(キャリアカーとも言われます)
ボディーに完全に車を載せてしまうので、走行中にパーツがとれるといったことはございませんし、機関関係などの状態が悪化することもございません。
積載車は、主に、個人売買で購入した車の移動、車を引越し先に移動させたい時に使用されます。
レッカー車が一台だけの輸送に使われるのに対して、積載車は3台や10台を一回で輸送することができる車両もあります。あまり機会としては少ないかもしれませんが、複数台の車を一気に運びたい場合は、積載車での輸送をお願いすると良いいです。
積載車の弱点は以下でまとめています。
積み降ろしする際に、ある程度のスペースがないと作業ができないという点です。動かない車などはウィンチで引っ張りあげることになるので、輸送する車の前に積載車を縦列に止めなければなりません。都心部などだと交通量も多く、作業はとても困難になるといえます。