公開日:2017-05-25 | 最終更新日:2024-10-17
遠方への引越しや転勤が決まった際、車を所有してるならば引越し先に運ぶ必要があります。また、中古車のフリマサイトやネットオークションでの車の売買の際も車を運ぶことになります。
しかし、車を運ぶと言っても大きく分けて、陸送と輸送という2種類の方法があります。
今回は「陸送と輸送の違いってなに?」と思われる方に向けて、陸送と輸送の違いと陸送と輸送のそれぞれのメリット・デメリットして解説していきます。
車の陸送と輸送の違いとは?
陸送と輸送は違うの?
陸送は、陸を使って輸送すること!輸送は、空送や船送も利用するよ!
つまり「輸送」という言葉の中に「陸送」が入っているということになります。車を運ぶ方法は場所や目的により様々で、輸送の方法には主に下記の三種類があります。
- 空送(飛行機で輸送すること)
- 船送(船で輸送すること)
- 陸送(陸上を輸送すること)
「空送」は、「飛行機で自動車を輸送すること」です。空送のメリットは、輸送日数を短縮でき費用は高額になります。
「船送」は、「船で自動車を輸送すること」です。船送のメリットは、離島にも輸送できること、陸送よりも費用が抑えられる場合があることです。デメリットは、港につけなければならないため、場所や時間が限定されることです。
さて、今回のテーマである「陸送」は、「自動車を輸送車で運ぶこと」です。陸送のメリットは、近場の場合は費用を抑えることができるということです。
なお、細分化すると、陸送の方法には「輸送車で運ぶ」以外にもう一種類あり、該当する自動車を業者または自らが実際に運転し、目的地まで運ぶ「自走」という方法もあります。今回は、「自動車を輸送車で運ぶ」ことを前提とします。
陸送を利用する場面と料金について
陸送とは、自走(運ぶ車に乗車して運転して運ぶ)や積載車などの専用の車両を使い、陸地の上だけで運ぶことを言います。
陸送業者に陸送を依頼する場面は、車購入時の運搬や事故車、車検切れの車を陸送するとき、特に多いのは、引越しのときに車も一緒に輸送するケースや個人売買で車を輸送するケースもよくあります。
改造車やローダウンしている車は注意が必要です。場合によっては運べないこともあるので陸送を依頼するときは一言伝えておきましょう。
料金は、もちろん移動エリアによって異なります。目安の相場としては、近隣の都道府県の距離であれば1万〜3万円程度、遠方で都道府県をいくつもまたぐのであれば3万〜10万円程度が目安となります。繁忙期や車のサイズによっても異なるので正確な金額は見積もり相談をするのが良いでしょう。
陸送料金について詳しく知りたい方は車の陸送費はどのくらい?平均相場と安くする3つのコツを徹底解説をご覧ください。
陸送を使うメリット・デメリットとは?
陸送のメリットは、前述した通り陸地の上を自走や積載車を使って運びます。
引き取り先から車を引き上げて、納車先までそのまま運ぶことが多いので納車までの期間が短くなります。また、中継地点を経由しないため盗難や車上荒らしといった被害にあう確率も低くなります。
デメリットとしては、輸送距離が遠い場合(北海道や沖縄)、コスト高で割高になることが多いということです。日本国内で車を運ぶのであれば陸送業者に依頼するのが基本になってますので一度見積もりを取ってみましょう。
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輸送を利用する場面について
輸送とは、陸送とは異なり、船を使ったり(航送)、飛行機を使って運ぶといった方法と陸送を合わせて運ぶことを輸送と言います。
離島に車を運びたい時や、海外へと車を運びたい時などは、自然と車を運ぶ手段は輸送しかありません。
輸送を使うメリット・デメリットは?
輸送のメリットとしては、コスト面が安く抑えられることです。
大型の船などで一気に運んでしまうので、コストだけで見ると陸送の70%程度で抑えられることもあるようです。また、沖縄や離島などは船や飛行機を使わなければ物理的に運ぶことができません。そういった状況を解決することも可能です。
一方の輸送のデメリットとして、納車までの日数が長いことです。
定期的にしか出航しない大型船などを使って輸送する場合、陸送と比べて2〜3日程度の日数が掛かってしまいます。また、港などで駐車している間にいたずらをされたり、盗難にあってしまうというリスクも上昇してしまいます。
まとめ
車の移動を考える時に、陸送の場合だと、金額的には割高になる可能性はありますが時間的に早く済むことがあります。急ぎや緊急の場合は、陸送を選ぶ方がいいでしょう。
輸送の場合だと、金額的に安くできる可能性があります。欠点は時間がかかる可能性があること。
急ぎでない場合は輸送を選ぶ方が賢明かもしれません。離島や海外への移動の場合は必然的に輸送となります。
また、価格だけで判断するのは危険です。格安を売り文句にしていたとしても、保険や保証についてもしっかりと確認しておく必要があります。なぜなら、いたずらや事故にあった場合に保証がつかないケースがあります。
ご自身の愛車を移動する時は、いまの状況や環境を考慮した上で、用途に合わせた使い方をするのがベストでしょう。